第4回全国統一カイロプラクティック師免許試験
脊椎バイオメカニックス |
問題用紙
(この問題用紙は表紙を含めて全部で7ページです。)
注意事項
初めに「受験票」を机の左または右上に置いてください。 解答は、監督員による合図で始め、また終了してください。 試験場内での質問等は挙手をして監督員の指示を受けてください。 不正行為は即退室となります。 記入には黒の鉛筆またはシャープペンを使用してください。 下敷きの使用は認めません。 電卓・計算・辞書機能付の時計は持ち込みできません。 携帯電話・PHS・ポケベル等は、電源をOFFにしてカバン等にしまってください。 (時計としての使用は認めません。) アラーム機能、音声機能付時計は、機能を解除しておいてください。 耳栓は、監督員の指示等が聞き取れないことがあるため使用できません。 試験場からの退室 答案が完成した場合でも試験開始後30分間、試験終了前5分間は退室できません。 解答用紙記入上の注意 解答用紙は「正」1枚を使用します。 選択式の場合 解答は正解と思う符号の をなぞってください。 ズレ・はみ出し等がないように十分注意してください。 記入方法を誤ると得点になりません。 良い例: 悪い例: ○×式の場合 解答は○または×を解答欄に記入してください。 訂正の場合は二重線を使用し、正しい解答を記入しなおしてください。 例:
複数解答の場合は不正解とします。 解答用紙には、[受験番号]のみを記入してください。(名前は記入しないこと) [受験番号]を間違えると採点の対象となりません。 解答用紙は、折ったり破損したりしないよう注意してください。 途中で退室する場合は、 解答用紙を裏返して各自の机に置き監督員の指示に従って退室してください。 解答用紙を持ち帰った場合は不合格となります。 「受験票」は、合格後の免許証交付まで必要です。忘れずにお持ち帰りください。 「受験票」は実技会場にて実技試験官にお渡し頂き「開始」致します。必ずお持ちください。 |
問001 次の文章の( )の中に適当な語句を下記の語群から選び、記号をマークせよ。
身体の各部位の対称性を調べるのは診断にとって重要な手がかりを提供する。それは正常化されないときには身体の(@
ウ )の低下の意味を持っている。例えば、筋の萎縮症は関節の異常性が基礎となっているかもしれない。わずかな異形があっても、基本的には正常な人間の身体はその重心の周囲は対称性があり(A オ )がとれている。異常な骨や筋肉、脂肪、結合組織により対称性の崩れや(B ア )的な影響を及ぼすかもしれない。隙間にある(C エ )の量は、衰えた筋肉で最も顕著である。一般に、もし四肢両側の長さが同じであるなら(D イ )には問題はない。[語 群]
ア.生体力学 イ.骨 ウ.遂行能力 エ.脂肪 オ.バランス
次の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
問002
×
腓腹筋のように白い筋は遅筋に分類され、荷重下で速い運動に適している。問003
○
特に強い筋肉の張力が長期にわたって働くと、骨格はしばしば歪むことになる。問004
○
複合体運動で、すべての筋運動と安定化は協調していなければならない。問005
×
単調な動きでは、それぞれの部分の自発的な制御をするという複雑な協調は必要でない。問006 骨について以下の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
○
筋肉によって行動を起こし、運動をさせる。問007 僧帽筋について( )の中に適当な語句を下記の語群から選び、記号をマークせよ。
僧帽筋の上部線維は、斜め、下外側、前方に走り、鎖骨の外側1/3、(@
エ )と肩峰についている。 一側の僧帽筋が収縮すれば、その側に頭部は(A オ )され、反対側へ(B ウ )し、頸椎前彎は[語 群]
ア.協同筋 イ.増強 ウ.回旋 エ.肩甲棘 オ.伸展
次の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
問008
○
骨組織の治癒はCaにより促され、組織の強度は損なわれることはない。問009
○
新生児は1歳までは、脊椎はCカーブを維持している。問010
×
生体力学的なストレスには2つのタイプがあり、心因的な要素に左右される。問011
×
T1椎間板の面と形状は胸部のカーブをコントロールしている。問012
○
胸部は前後方向には最小の可動性しか許容されないから、かなり大きなストレスがT12-L1とC7-T1の接合部においてかかる。
問013 次の文章の( )の中に適当な語句を下記の語群から選び、記号をマークせよ。
関節包は外側の線維関節包と内側の滑膜とからなる。線維関節包は線維芽細胞、線椎細胞、膠原線椎から形成され、(@
ウ )の線維層と連結している。弾力性に乏しく、(A イ )に役立っている。関節包は関節を守るのと、関節が自由に動く時に、関節でつないでいる骨格を近くに保持し、また滑膜をサポートを提供するのに役立っている。長骨における関節包は(B
ア )で付着されている。関節包の外の線維層は(C
オ )と一緒になっている。補強靭帯と関係し関節包に(D エ )を付け加えている。関節包の中は生体力学的な疾患により衰弱をきたす基本的な部位である。[語 群]
ア.骨幹端 イ.関節の安定性 ウ.滑膜 エ.耐久力 オ.骨膜
次の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
問014
×
関節軟骨は繊維軟骨で、表面は凸凹で弾力性に富んでいる。問015
×
関節軟骨には神経、血管、あるいはリンパ組織が終生わずかながら滲入(シンニュウ)している。問016
○
関節機能不全は通常、関節固有のストレスと関節の外因性のストレスの結果である。問017
○
第1度の捻挫とは、穏やかな捻挫で、限定された局部に内出血があり、少数の靭帯線維の分離が関与している。問018
○
等尺性収縮は、静止性収縮と同じで最大抵抗との釣り合いの取れた最大収縮を意味することもある。問019 関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。
1.(@
イ ) − 如何なる可動性も全くなくなっている。2.(A
ウ ) − 朝や長時間座った後で立ち上がった時に「こわばり」が観察される。3.(B
ア ) − 自由な関節の動きが突然阻止される。4.(C
エ ) − 動きの初めから動きが鈍い。5.(D
オ ) − 動きの初めから全ての方向で限定されている。[語 群]
ア.遊離体 イ.真性強直 ウ.炎症的な障害 エ.筋スパズム オ.関節包の肥厚と癒着
次の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
問020
○
人間を機械としてみることにはメリットとデメリットがある。問021
○
身体における特定の要素の変化の率を科学する学問を、運動力学と呼ぶ。問022
○
力である筋、重力、身体が前方へ進むこと、共調作用、部分移動についての関係を分析するものは運動学である。問023
×
加齢に伴い、胸椎カーブの増強と腹筋群の過緊張が起こってくる。
問024 次の文章の( )の中に適当な語句を下記の語群から選び、記号をマークせよ。
捻挫は、靭帯や(@
オ )、関節周囲の組織が部分的に引き裂かれるか、(A ア )しなくてもひどく伸張させられたりしており、自然発生的にそれ自身で症状を軽減できる範囲の関節損傷と定義される。それは、靭帯の(B イ )を超えた範囲以上にストレスを強いられたからである。障害の程度は、ストレスの(C エ )がかかっている期間と組織の(D ウ )によって決定される。[語 群]
ア.骨転移 イ.能力 ウ.耐久力 エ.量と力 オ.関節包
次の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
問025
×
線維関節包は神経終末に乏しく、固有感覚や痛覚の伝達に向いていない。問026
×
関節軟骨は神経、血管あるいはリンパ組織を多く含む。問027
○
捻挫は重大さ、病期、患部によって分類される。問028
×
捻挫(sprain)は筋肉を巻き込み、挫傷(strain)は筋肉と腱の組織を巻き込む。問029
○
筋を学ぶということは筋の解剖学的位置、筋の起始・停止部位、筋の色、筋線維の配列を知ることである。問030 下図の後頭下筋群について、1から5に適するものを下記の語群から選び記号をマークせよ。
1 − (@
2 − (A
オ )3 − (B
ウ )4 − (C
ア )5 − (D
エ )
[語 群]
ア.上頭斜筋 イ.大後頭直筋 ウ.下頭斜筋 エ.棘間筋 オ.小後頭直筋
次の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
問031
×
通常、軟部組織の損害は骨外傷より痛みがあり重大である。しかし、治癒までの期間は骨組織より短い。問032
○
挫傷とは、筋あるいは腱への傷害、あるいは筋腱の過剰利用や極端な伸張により限界を超えたり、抵抗に対して過剰収縮による障害である。問033
○
骨盤の視診では、腸骨稜と大転子の高さを比較する。問034
○
球関節は、3つの軸で3つの平面で動く。3つの自由度を持っている。問035
○
基本的に、脊柱は身体(体幹)の大黒柱としての役割を果たしている。
問036 次の文章の( )の中に適当な語句を下記の語群から選び、記号をマークせよ。
仙骨と頭蓋底との問には、靭帯によって連結されている24の可動部分がある。
長い靭帯である(@
ウ )と(A ア )は、椎間板によってそれぞれの椎骨に結合されている。椎間板は次の2つの部分からなる。すなわち、周辺部は線維組織の同心円の層によって形成されている線維輪であり、中心部は髄核である。上・下の椎弓同士を結びつけている靭帯には多くのものがある。(B
オ )は非常に厚く強靭で、正中線においてその両側が合し、上位椎骨の椎弓深部面上方と下位椎骨の椎弓上縁下方を連結している。(C
イ )と(D エ )は一緒に連続して椎骨の後方を走っている。後者は腰部では判別しにくいが、頭部ではかなり明確である。[語 群]
ア.後縦靭帯 イ.棘間靭帯 ウ.前縦靭帯 エ.棘上靭帯 オ.黄色靭帯
次の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
問037
×
腰仙関節は、脊柱の中では強い連結部である。問038
×
最終屈曲時には、骨盤は後方に傾斜し、ハムストリングスによって固定されている。問039
×
胸椎の回旋は、腰椎よりも5倍くらいの動きがある。問040
×
呼気の主動作筋は、外肋間筋である。問041
×
軟部組織の外傷は骨組織のそれより治癒までの期間が短い。問042 次の文章の( )の中に適当な語句を下記の語群から選び、記号をマークせよ。
筋収縮は一般的に(@
エ )と(A ウ )の2つのタイプに分類される。( A )収縮のタイプでは、筋力が外部からの抵抗力を越えるなら筋の(B ア )を変化させる。( A )収縮は(C イ )収縮と(D オ )収縮の2つのタイプに分けられる。[語 群]
ア.長さ イ.求心性 ウ.等張性 エ.等尺性 オ.遠心性
次の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
問043
○
脊柱は躯幹を支える軸として働き、直立した脊柱は静的な姿勢の釣り合いに重要である。問044
○
椎間関節は、滑膜性の連結で薄いヒアリン軟骨の層によってカバーされている。問045
○
腰椎椎間板のヘルニアが問題を起こすのは、上位椎体の外側にある神経根に対してである。問046
×
2個の骨で構成される関節は二軸性である。問047
○
椎間関節、肩鎖関節は平面関節に属し、多軸性である。
問048 関連のある語句を語群から選び、記号をマークせよ。
1.(@
イ ) − 腰方形筋の前にあり筋腹は2つに分かれる。2.(A
3.(B
ア ) − 下位肋骨から起こり恥骨および鼠径靭帯に付着する。4.(C
オ ) − 最終肋骨、腸骨稜および腰椎間を走行する。5.(D
[語 群]
ア.外腹斜筋 イ.大腰筋 ウ.内腹斜筋 エ.腹直筋 オ.腰方形筋
次の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
問049
×
頸椎と腰椎カーブは、腹臥位になると平らになる。問050
×
脊柱の側屈では、男性の可動性が、女性の可動性に勝っている。問051
○
ルシュカ関節の鉤状突起は、内上方を向いている軟骨性の関節面を持っている。問052
○
外傷や過度の慢性的な荷重を受けることにより椎間関節縁に変化がおき、椎骨縁の肥厚が起こる。問053 以下は頸椎の椎体後部筋群か。該当する場合は○を、しない場合は×を記入せよ。
○
頭板状筋問054 次の文章の( )の中に適当な語句を下記の語群から選び、記号をマークせよ。
脊柱の前屈は2つの段階で起きる。(@
オ )の最初の60度までは殿筋群は(A イ )し骨盤が固定される。この段階での70%の動きは(B エ )、20%はL5-L4で、10%はL1とL3における可動で成り立っている。第2段階の屈曲はおよそ60〜85度で、殿筋群は(C ウ )し、股関節部が動き出し注:カパンディによると、脊柱屈曲時における最大可動領域はL4-L5間で生じるとされている。
[語 群]
ア.骨盤 イ.収縮 ウ.弛緩 エ.腰仙骨結合(腰仙間) オ.屈曲
問055 髄核について以下の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
○
成人では髄核と線維輪の間は、明確な境界がない。問056 椎間板に掛かる荷重について以下の説明が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
○
重力そして押されることによる圧迫される。問057 側屈側の脊柱の自動回旋について以下の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
×
椎体はその対称性を失い、棘間線は運動の反対方向へ移動する。問058 腰椎について以下の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
×
棘突起間線:左右の腸骨稜最高位を通る水平線はL4に厳密に一致するので腰椎穿刺の重要指標である。問059 下位頸椎の屈曲について以下の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
×
下位頸椎が屈曲すると、椎間孔は後方に圧迫される。問060 頸椎と脊髄との関係について以下の文章が正しければ○を、間違っていれば×を記入せよ。
×
脊椎の損傷者は、頸椎や頭部を伸展させると、延髄や脊髄の圧迫を強める。